CHECK JACKET
今回のご依頼はチェックのジャケット。
DRAPERS(ドラッパーズ)のシルク×リネン×ウール
ネップが入った美しくしくも今シーズンらしい素材です。
まずは丁寧に地直しをしていきます。
地直しとは、簡単に説明すると生地が届いた状態のままですと歪みが生じているのでそれを正す工程です。
これを怠ると完成してから型崩れを起こしてしまうのです。
柄をみながら、裁断していきます。チェック柄の場合、柄合わせが肝心でPersarta(ペルサルタ)では
丁寧なくせ取りを行いながら、自然に柄を合わせていきます。
今回は春夏の軽い着心地にぴったりな大見返しでのオーダーです。
そして芯と生地を馴染ませ立体的な生地をつくる上で重要なハ刺しの工程へ。
ふんわりとしたラペルの返りを意識して。一枚の生地が徐々に立体的に仕上がってきます。
今回は2パッチポケットにバルカポケットのご指定。
美しいチェック柄を生かすためにフロントダーツを取らないフィオレンティーナスタイルで仕立てます。
「SEMINARA(セミナーラ)」や「LIVERANO & LIVERANO(リベラーノ&リベラーノ)」「Luigi P.Cappelli(ルイジパオロカペッリ)」などで見られるフィレンツェの伝統的なスタイルです。
バルカポケットに合わせたラインでポケット口も仕立てています。
特別に仕入れたボタンで仕上げます。時間をかけて仕立てるスーツやジャケット
最終工程のボタンホールも、ひと針ひと針こころを込めて縫い上げます。
肩からウエストにかけてのシェイプが非常に美しく丸みのある仕上がりです。
完成!!
ベイトマン オグデン ドラッパーズ ロロピアーナ モクソン ピアツェンツァ